先日代々木公園にて、「渋谷防災フェス」が3日間にわたって行われました。つい忘れがちですが、定期的にリマインドさせられる東京大震災の可能性や、年々酷くなっている異常気象による水害など、東京に住む人々も真剣に防災について考えなくてはいけない時代になっています。
そんな中、先日たまたま見たテレビ番組で、100年に一度と言われる渋谷の大規模な再開発工事の件にふれ、その中で記録的な大雨などが降ると渋谷のスクランブル交差点一帯は水没してしまう、という話を聞いて少々驚いてしまいました。なぜそんな場所に、次から次へと新しい商業ビルを建て続けているのかと。
しかし当然ながら、同時に地下に雨水を貯めるための巨大な貯水槽を建設中で、東京オリンピック前には稼働させるとの事でした。25メートルプール8杯分貯めることが可能との事ですが、それで「もう安心だ」と思って良いものかどうか。(色々な可能性を想定して設計されているとは信じておりますが)
そこでわが社がある代々木上原ですが、西原3丁目周辺と渋谷駅周辺の低い場所(渋谷3丁目など)を比べると、坂道の多い代々木上原の周辺でも当社は坂下に位置していますが、それでも高低差は15メートルほどあるようです。
ゲリラ豪雨や異常な長雨など、無いに越したことはありません。ただ、自然が相手ですので、自分たちに出来ることは「もしも」に備えて準備するだけです。(自然現象をコントロールするなど、「神の領域」に手を出すのはいかがなものかと思ってはいますが、それも自分の身が無事だから言える事なのかもしれませんね)