ワインを選ぶときに同じ値段で同じような味のコメントが書かれていたときに私がチェックするポイントで、あまり知られていないキーワードがあります。
それはなにかといいますと~!
ワインボトルをくるりと回した裏側に書かれているこの文字
「リーファー」!!!
英語で書くと「REEFER」と書くんですが、ググルと↓
”大型の冷蔵庫・冷凍庫。内部を一定温度に保つ設備をもつコンテナやトラック。食品の輸送などに利用される。「リーファーコンテナ」「リーファー輸送」”とでてきます。
わかり易く例えるとクール宅急便みたいなものです。
さて冷蔵されて運ばれてくるワインのイメージは皆さん想像に容易いと思いますが、では冷蔵されてないワインはどうやって運ばれてくるのか!というのが今回のポイントです!
「リーファー」が使われていないワインがどんな状態で届くのかというと、
大型の金属コンテナにびっしり積み込まれ、海上で直射日光に照らされながら海を渡って来ます。コンテナ内の温度は約60℃超えたりもします。
たまにコルクにワインがまとわりついていたりするものがありますが、それは振動や温度上昇で膨張したワインが吹き零れた痕なんです。
真夏の真昼の車内をイメージしてもらえれば想像にたやすいと思うのですが、要は、海を渡る前も渡った後もコンテナに保管されているワインは温度上昇の過酷な環境にさらされているというのが現実なんですね。
なので悲しきかな、リーファーコンテナで運ばれていないワインはどうしても品質の劣化は避けて通れない道なんです。
だからといって、ものすごく劣化するわけではないです。
現地で飲むワインが安いのに美味しい理由はそういった部分にもあります^^
ではリーファーはうまいのかというと、やはりコストがかかる輸送方法で、その分上乗せもあるので日本の値段と現地での値段での差が出てくるので何ともいえない部分はありますが、
個人的には、リーファーの輸送を選んでいるということは味を壊さない事へのこだわりを感じるので、口当たりの優しいワインが多いように感じます。
リーファー輸送も突き詰めると、現地のワイナリー→輸送→日本保管→日本での配達ルート などいくつかに分かれるのでなんとも難しい判断基準ではあるのですが、、
それでも、少しでも大切に運ばれて来たワインはその思いの分もなんだか美味しく感じてしまうものだなと思います。
そんなメッセージも含めて、是非お近くのスーパーや酒屋さんでリーファーで運ばれて来たワインを見つけてみてください^^
ちなみに今回のワインは、代々木上原のカクヤスで見つました☆気になる方は是非チェックしてみてください~^^
赤い人魚のマークが目印です☆