さて本日も前回に続きスパークリングワインについて。
なるべく簡単に説明します!(がんばります)
そもそもスパークリングワインとは、
ガスが3気圧以上ある発泡性のワインのことをさします。
・3気圧以上→スパークリングワイン・0.5~1気圧→微発砲性
・1~2.5気圧→弱発泡性
とこんな感じに、分類されています。
今回は3気圧以上の発泡性ワイン
「スパークリングワイン」の呼び方についてご説明いたします。
まず「スパークリングワイン」は英語呼びなので国によって言葉が変わります。
【フランス】
・ヴァン・ムスー
【イタリア】
・スプマンテ
【スペイン】
・エスプモーソ
【ドイツ】
・シャウムヴァイン
この各国で変わる呼び方は、ちょいちょい耳にするかもしれませんが、
ここはあまり重要ではありません。
「へぇ~」くらいでOKです。
ここからが本題。
前回お話しした「シャンパン」のように、
各国でも「
一定の基準を満たしたスパークリングワイン」はさらに呼び名が分かれていきます。
例えば
【フランス】
・シャンパン
・クレマン
【イタリア】
・プロセッコ
・フランチャコルタ
・ランブルスコ
【スペイン】
・カヴァ
【ドイツ】
・ゼクト
それぞれが「産地、ブドウ品種、熟成期間、製法」
などよってスパークリングワインの中でもカテゴリー名を冠します。
ではそれぞれ簡単に補足すると
【フランス】
・シャンパン
→シャンパーニュで作られており一定の規定をクリア
・クレマン
→シャンパーニュ以外の地域でシャンパンと同じ製法で作られる
【イタリア】
・プロセッコ
→限定された生産地域で作られる、製法いろいろ
・フランチャコルタ
→イタリア版シャンパン
・ランブルスコ
→ランブルスコというブドウを使用した赤の発砲性ワイン
【スペイン】
・カヴァ
→スペイン版シャンパン
【ドイツ】
・ゼクト
→高品質なスパークリング、カジュアル~高価なものまで細かな分類いろいろあり
と、こんな感じです。
美味しいものほど細かい規定によって名称が増えていくイメージです。
日本のフルーツも美味しくなるほどに
県名→産地の地域名→品種名→愛称
このようにブランドを帯びていきますよね。
その感覚と同じで、有名なドンペリで説明すると
ヴァン・ムスー(総称)→シャンパーニュ(地域名)→ドンペリニョン(農家や畑の名前)
な感じで、名称が限定されていくほどにランクアップしていきます。
例えば女子4人がこんな会話をしているとします。
A子「スパークリングワイン美味しいね~」
B美「うんこのヴァンムスー確かに美味しい~」
C穂「このシャンパン好き~」
D江「やっぱりドンペリは違うね~」
これすべて同じ飲み物のことを話しているんですね。なんとも小難しいですね。
日本語か英語だったらもう少しわかりやすく感じるのかも知れませんね(笑)
フランスは特にシャンパーニュが歴史も長くずば抜けて人気で高価ですが、
実は同じような製法・熟成期間・ブドウで造られているものもあり、お値段もお手ごろなものがたくさんあります。
それが上記でも少し出てきた
「クレマン」です。
シャンパーニュと同じ製法で作られる「クレマン」は製法も味わいもシャンパーニュに近くコスパも高い!
最近改めて注目されている「クレマン」!
というわけで次回は「クレマン」についてご紹介します^^
スパークリングは何気に奥が深いですね。