・銀行窓口の保証協会保証付き融資制度
・公庫窓口の日本政策金融公庫制度融資
この二つがあることをご紹介させて頂きました。
上記表は「銀行窓口の保証協会保証付き融資制度」についての表です
「融資制度は沢山あるようだが、一体、まずは何をすべきか分からない」
という方も多いのではないかと思いますが、まずは・・・
地元の信用金庫と日本政策金融公庫、「両方とも」「直ちに」面談の予約をすべきだと思います。資金繰りに不安があれば、迷わずすぐ電話です。
先日のブログ通り、危機においては、直ちにできるだけ多くの手元資金を準備するのがセオリーだからです。
ただ、日本政策金融公庫は面談予約、何週間か時間かかる、という話も聞きますので、地元の信金の方が現状では早く相談に行ける可能性が高そうです。
よって、今回は、まず「銀行窓口の保証協会保証付き融資制度」について書いてみます。
※あくまでも私の理解で書いておりますので、予めご容赦下さい。またいつも通り、当社同様、零細、中小企業向け、また個人事業主さん向けのイメージで書いてます。
・そもそも「保証」とは?
賃貸でも家賃保証会社がありますよね。万が一入居者から家賃の支払いが無かったとしても、家賃保証会社だ支払(代位弁済)してくれます。最近は保証会社必須の物件がとても増えてきております。
銀行にも信用保証協会といって、万が一、債務者がローンの支払いを怠った場合でも、国が支払いを保証してくれる制度があり、その支払機関が信用保証協会、となります。
信用金庫にはプロパー融資もありますが、信用金庫は基本、信用保証付きの融資しかしないものと認識してます。
通常は、一般保証枠内で融資をするのですが、今回のコロナで特別枠が別途ありますよ、それがセーフティネット保証4号・5号、危機関連保証です、事業資金にお役立てください、と国が準備してくれた、という感じです。
・枠とは?
クレジットカードの限度額をイメージすると近いのではないかと思います。
普段は50万、100万など、カード限度額の枠内でショッピングが可能です。海外旅行に行くときなど、事情を話せばカード会社であれば、枠を上げてくれたりしますよね。
融資も枠内で行われるわけですが、決算の内容が好転しない限り、信用保証協会は簡単に枠を上げてくれる訳でありません。
ですが、今回のコロナは緊急事態、別枠OK、と言ってくれているイメージです。
・セーフティネット保証4号・5号、危機関連保証とは?
売上が前年同月比で▲20%以上であれば、4号
売上が前年同月比で▲5%以上であれば、5号
売上が前年同月比で▲15%以上であれば、危機関連保証
売上減少が多ければ多いほど、良い条件で融資が受けることができる、というイメージで良いかと思います。
このコロナ禍、ほとんどの業種で▲20%以上は当たり前ですから、迷わず4号を申請すれば良いかと思います。
4号と5号は同一枠内、危機関連は別枠、4号だけでは足りない場合は、併せて危機関連の枠も、という事になろうかと思いますが、その辺は金融機関がアドバイスをしてくれると思います。
ただ、通常は4号の枠だけでもかなり大きいですから、十分なのではないでしょうか。
以前は、売り上げ減を証明する認定書類を区役所に取りに行く必要がありましたが、渋谷区では5/11より、金融機関から「代行申請」をしてくれるようになりました。
ただ一日を急ぐのであれば、自分で渋谷区役所に認定書を貰いに行ってしまった方が早いかもしれません。通常1時間もしないうちにその場で発行されるようです。認定書が手元にあれば、地元金融機関とも話がスムーズに進むのではないかと思います。
金融機関から融資を受ける際には、会社謄本、印鑑証明、納税証明の提出も、必要なわけですから、渋谷区役所付近の渋谷法務局や渋谷税務署には、いずれにせよ出向く必要があります。この際、サクッと三ヵ所一期に周って集めてしまうのも手かと思います。